あなたのお気に入りは?人気の多肉植物7選をご紹介!
個性的なフォルムとプクッとした肉厚の葉が可愛らしい多肉植物。
多肉植物と一口に言っても種類も様々で、それぞれに違った良さがあるから、最初にお迎えするのはどの子が良いか、選ぶのに迷ってしまいますよね。
そこで、この記事では代表的な多肉植物の種類について、種の特徴はもちろん、育てやすさや購入できる場所など、種類(属)ごとに色々な角度からご紹介していきます。
まだどの子をお迎えするか決めかねている人も、ある程度目星はついているけど、他の品種についても知りたい!と言う人も、ぜひ最後まで読んで参考にしてみて下さい!
この記事の目次
エケベリア属
特徴
葉が放射状に広がるロゼットを形成するのが大きな特徴の多肉植物。
肉厚な葉がバラの花のように美しく広がる形は、時間が経つのを忘れていつまでも見ていられそうですよね!
サイズ感も小ぶりで可愛らしいものが多く、多肉植物の中でも特に人気がある理由もよく分かります。
品種によって葉の色や形が異なり、どれを選ぶか迷ってしまうほど豊富なバリエーションも魅力のひとつ。
どの品種も個性的なので、ついつい集めたくなってしまうんですよね。笑
中には花を咲かせるものや、紅葉する品種も。
気に入った見た目のものを選ぶのはもちろん、紅葉した時の姿を想像しながら選ぶのもワクワクしますよ!
育てやすさ
品種によって異なりますが、比較的育てやすい部類。
乾燥には強いけれど、夏場の高温多湿や冬の寒さには弱いので、真夏・真冬の時期は室内に取り込む方が安心です。
代表的な品種
エレガンス、桃太郎、チワワエンシスなど
購入できる場所
品種にもよりますが比較的入手しやすく、ホームセンター、100円ショップなどでも入手可能です。
セダム属
特徴
セダムは、ぷっくりと丸みのある肉厚な葉がとっても可愛らしい多肉植物。
品種によって、小さな葉がぎゅっと密集しているものや、細長い葉を持つものなど、見た目も個性豊かです!
多くの品種で紅葉が楽しめるのも特徴で、葉の色が全体的に真っ赤に染まるものや、付け根の方から葉の先端にかけてグラデーションのように紅葉するものまで、育てる品種によって様々な表情が楽しめます。
また、地植えや鉢植え、ハンギングといった色々なスタイルで楽しめるのも嬉しいポイント。
寄せ植えでは、鉢の隙間をふんわり埋めてくれたり、アクセントとして引き立て役になったりするので、いろんな場面で活躍してくれますよ!
育てやすさ
育てやすく、初心者にもオススメしやすい種。
繁殖力も高いので、グランドカバーにも向いています。
代表的な品種
虹の玉、乙女心、レッドベリーなど
購入できる場所
入手しやすいものが多く、ホームセンターや100円ショップでも入手可能です。
クラッスラ属
特徴
クラッスラは、葉が重なり合って成長するユニークな多肉植物。
エケベリアのようにロゼット状になるものもあれば、タワーのように積み重なる形のものもあり、その個性的な姿が人気の理由のひとつ!
「金のなる木」として知られている植物も実はこの種だったりします。
色合いも様々で、緑や赤色、斑ら入りのものもあり、こちらも多くの種で紅葉が楽しめるのが特徴。
僕のお気に入りは、やっぱりタワーのように積み重なる形のもので、他の多肉植物にはない独特の雰囲気があって、目を引くところに魅力を感じます!
高さがあるので寄せ植えに使うと立体感が出て、バランスの取れた飾り方ができるのも嬉しいポイント。
ひとつあるだけで他の植物を引き立ててくれるので、寄せ植えにもおすすめです!
育てやすさ
寒さに弱い種が多く、温度管理にやや気を使うタイプ。
乾燥気味に水やりをするのと、日当たりの良い場所で育てることを意識すると元気に育ちます。
代表的な品種
金のなる木(花月)、火祭り、星の王子など
購入できる場所
ホームセンターや100円ショップでも入手可能ですが、お目当ての品種によっては専門店にしか置いていない場合も。
ハオルチア属
特徴
ハオルチアは、多肉植物の中でも個性豊かな魅力が詰まっています!
特徴としては、「軟葉系」と「硬葉系」の2種類に大きく分かれること。
軟葉系は、葉がみずみずしく柔らかで、透明感のある見た目が特徴です。
特に、葉の先端に「窓」と呼ばれる半透明の部分を持つ品種は、その美しい色合いや光を取り込むような神秘的な模様に惹かれて、愛好家になる方も多いそう。
ぷっくりとした柔らかい葉の形は、なんとも可愛らしくて癒されますよね!
一方、硬葉系は葉が硬くシャープで、スタイリッシュなフォルムが魅力。
可愛いというよりもクールで洗練された印象が強く、モダンなインテリアとも相性抜群です。
個人的には、硬葉系のシュッとした姿が大好きで、部屋に置くだけで一気に雰囲気が出るところがお気に入り。
軟葉系と硬葉系でまったく違う雰囲気を楽しめるので、どちらもチェックしてみると面白いのではないでしょうか!
育てやすさ
比較的育てやすい種。
多肉植物にしては珍しく強い日光が苦手ですが、逆に言えば、室内のような明るい日陰でも元気に育ちます。
インテリアとしても楽しみたいという方にはピッタリな種と言えますね。
代表的な品種
オブツーサ(軟葉系)、十二の巻(硬葉系)
購入できる場所
オブツーサや十二の巻と言った代表種はホームセンター、100円ショップなどで入手可能です。
アエオニウム属
特徴
アエオニウムも綺麗なロゼットを形成する多肉植物ですが、特徴的なのは多くの種で茎立ちをするという事。
そのため、他の多肉植物と比べて背の高いものが多く、10〜50cmくらいの高さになるものが多いようです。
株から茎を伸ばし、その先で葉が展開してロゼットを形成するため、小さな木のような見た目になるのがとってもユニーク。
冬から春にかけて生育期を迎えるタイプで、生育期には葉の色が濃く鮮やかに変化するのも魅力のひとつ!
寄せ植えにすると高さがある分存在感があって良いですし、単体でもその独特な形を生かして盆栽として楽しんでいる方もいるようです。
育てやすさ
冬に生育するタイプですが、寒さに強いと言うわけではないため温度管理には気をつけたい種。
暑すぎたり寒すぎたりが苦手なので、ずっと屋外で育てたいと言う場合は不向きかもしれません。
明るい室内で育てるか、夏と冬は室内に入れるような配慮をしてあげると元気に育ちやすいです。
代表的な品種
黒法師、サンバースト、キウイ
購入できる場所
ホームセンター、100円ショップで入手可能です。
グラプトペタルム属
特徴
グラプトペタルムもエケベリアとよく似た形をした多肉植物ですが、エケベリアと異なるのは茎立ちをするところ。
とはいえ、背が高くなりすぎることはなく、大きいもので15cm程度と程よいサイズ感のため、ちょっとしたスペースでも育てやすいのが魅力です!
この種の特徴は、丈夫さと環境適応力の高さ。
暖かい地域なら、年中屋外で育てられるほどタフな植物なんです!
また、気温が下がると葉が紅葉して、普段とは違った色合いが楽しめるのも嬉しいポイント。
繁殖力も高く、葉差しで簡単に増やせるため、初めて多肉植物を育てる方にもぴったりですし、「自分で増やす楽しみを味わいたい!」という方にもおすすめです。
育てやすさ
育てやすく、初心者にもおすすめ。
梅雨の長雨に当たってしまうような場合や、氷点下を下回るような寒さの時期は室内がオススメですが、それ以外だと屋外でも管理できます。
代表的な品種
朧月、淡雪、ブロンズ姫
購入できる場所
ホームセンターや100円ショップで入手可能です。
カランコエ属
特徴
カランコエは品種がとても豊富で、花を咲かせるものが多いのが特徴。
もちろん、多肉植物らしい独特なフォルムや肉厚の可愛らしい葉も素敵ですが、花が咲くと普段とはまた違う姿が楽しめるのが良いですよね!
部屋に置いておくと、普段は落ち着いたグリーンで空間を彩ってくれますし、開花の時期になると鮮やかな花が部屋に彩りをプラスしてくれて、部屋が一気に華やかな雰囲気になります!
インテリアプランツとしてグリーンの癒しを感じつつ、変化を楽しみながら育てる面白さが味わえるのはカランコエならではの魅力と言えるのではないでしょうか!
育てやすさ
比較的簡単な部類ですが、全体的にあまり寒さには強くないため冬は注意が必要。
寒くなる季節は室内に取り込む方が安心です。
代表的な品種
ブロスフェルディアナ、月兎耳
購入できる場所
種類が多いのでお目当ての品種によりますが、代表種はホームセンターや100円ショップで入手できます。
まとめ
個性豊かで可愛らしいフォルムが魅力の多肉植物。
鉢植えはもちろん、寄せ植えやハンギングなど様々な楽しみ方ができるから、一度お気に入りの子が見つかると、「あれも可愛い、これも欲しい」と思ってしまい、気づけば部屋が多肉植物だらけ…なんてことも。笑
今回ご紹介してきた多肉植物たちは比較的育てやすい種も多く、品種によっては近くのホームセンターや100円ショップで手に入る品種もあります。
生きている植物はどうしてもお世話が大変というイメージもあるけれど、多肉植物は水やりが少なめでいい種が多く、初心者のうちに観葉植物をいくつか枯らしてしまった僕からすると「生きた植物は枯らしてしまわないか不安」と言う初心者の方でも挑戦しやすいのかなと思います。
属や品種によって本当に色々な姿かたちの多肉植物があるので、ぜひ、お気に入りの一株を見つけて育成にチャレンジしてみてくださいね!
執筆・執筆協力
-
実家から株分けしてもらったポトスをキッカケに植物にハマる。
今までに育ててきた植物は10種類くらい。もっと色々な植物にも挑戦するべく日々勉強中です。
最新の投稿
- 多肉植物の種類2024年12月8日あなたのお気に入りは?人気の多肉植物7選をご紹介!
- 土と肥料2024年11月22日多肉植物の土づくりに挑戦!基本用土・改良土の違いと配合時の注意点を解説!
- 土と肥料2024年11月8日【多肉植物を育て始めた方に】土選びの基本的な考え方と選び方のポイントを解説!
- 土と肥料2024年10月11日多肉植物の「土」と「肥料」について、選び方の基本と失敗しない育て方のポイントを紹介