12月多肉植物イベントまとめ

北海道や東北などの寒冷地での多肉植物の冬越しはどんな感じ?雪が積もる地域の冬事情を徹底解説!

季節ごとの育て方
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多肉植物の冬越し方法はいろいろなサイトやブログで紹介されていますが、関東以南の雪が積もらない地域がほとんどで、東北や北海道などの雪が積もる地域での冬越し情報は少ないですよね。

私が多肉初心者の当時は、参考になる情報がほとんどなかったので、「これでいいのかな?」と不安ながらも手探りで冬越しをしていました。

長年、多肉植物の冬越しをしてきて、寒冷地での冬越し方法のコツも分かったので、この記事では「雪が積もる寒冷地での多肉植物の冬越し方法」を詳しくご紹介します。

北海道在住の雪国タニラーが徹底解説しますので、北海道・東北などの寒冷地にお住まいのタニラーさんはぜひ、最後までご覧ください!

雪が積もる寒冷地で育てる多肉植物の冬対策

雪が積もる地域での冬越しの対策にはいくつかポイントがあります。

それぞれのポイントを詳しく解説していきます。

冬は基本的に室内管理

寒冷地では基本的に、一部のセダムなどの雪の下で越冬可能な品種を除き全て、冬は室内で管理することになります。

万年草系のセダムや、センペルビウムが雪の下での越冬が可能です。

みんな大好きなエケベリアは確実に室内に入れてくださいね!凍って枯れます!!

室内に入れるタイミングは、週間天気をチェックして、最低気温が毎日0℃を下回る予報が出たら室内管理に切り替えます。

室内管理の期間のだいたいの目安は、北海道では例年、11月〜4月下旬の約5ヶ月〜半年のあいだで、北海道以外ではもう少し短いです。

春に屋外に出す目安は、最低気温が毎日5℃以上になるころに屋外管理に切り替えます。

半年近く暖かい室内で管理していたため、急激な寒さに当ててしまうと苗が弱ってしまいます。

せっかく冬を乗り越えても、春先の管理を間違えてしまうと枯れてしまうことがあるので、注意が必要です!

室内に入れる前にやること

室内管理に切り替える前にやっておきたいことがいくつかあります。

まず1つ目は、水やりを控えて土を乾かしてください。

土が濡れたまま室内に入れてしまうと、室内はどうしても風通しが悪いため土が乾きづらく、カビや病気、徒長の原因になります。

室内管理前に雨が続いて乾かすことができない場合は仕方がないですが、なるべく外で乾かしましょう。

2つ目は、枯れ葉取りです。

枯れ葉がたくさん残った状態で室内に入れてしまうと、苗についた虫や、病気の苗に気づかずにそれらを部屋に入れてしまうことになります。

室内はスペースが限られており、多肉同士の距離が近くなるため、他の健康な苗に虫や病気が広がってしまうので、必ず枯れ葉は取りましょう。

3つ目は、植え替えです。

健康な苗は植え替える必要はないですが、害虫や病気で弱った苗は適切な処置後、新しい清潔な土に植え替えをしてから室内へ入れてあげましょう。

冬に多肉植物を室内で育てる時の管理方法

冬の室内での管理方法を詳しく解説します。

・置き場所

日の当たる窓際に置きましょう。

日当たりが悪いと冬でも徒長してしまうので、半日だけでも必ず日の当たる窓辺に置きましょう。

十分な日当たりが確保できない場合は、育成ライトが効果的なので、置き場所に困っている方は育成ライトも検討されてみてください!

・温度管理

常に暖房の効いた20℃以上の暖かい部屋だと、徒長して形が崩れやすいです。

多肉植物が活発に生育する温度が20℃以上なので、温度が高く室内の不十分な日当たりでは徒長しやすくなります。

気温の高い昼間は窓を開けるなどして、室温を少し下げるといいです。

リビングなどでは室温を下げることが難しいと思います。

その場合は風邪をひいてしまわないように、無理に室温を下げる必要はないです。

・風通し

水やり後は特に風が大事です!!

空気の流れが全くない状態での水やりはカビの原因になり、あっという間に広がってしまいます。

窓を開けて、ほんの少しの換気だけでもいいので、必ず空気の流れを作りましょう。

窓を開けての換気が難しい場合は、サーキュレーターなどでもいいです。

・水やり

大人の苗はほぼ断水します。

健康な大人の苗は、2〜3ヶ月水をあげなくても枯れないので、あげるとしても1〜2ヶ月に1回程度で大丈夫です。

葉挿し苗などの小さい苗は逆に水やりが必要で、大人の苗と同じように2〜3ヶ月あげなかったら枯れてしまうことがあります。

あげる量は極少量で、1〜2日で乾く量を苗の様子を見ながら1ヶ月に1〜2回の頻度であげましょう。

冬でも可愛い多肉植物を買いたい時に意識すること

冬は紅葉して可愛い多肉が販売される季節でもあるので、購買意欲を刺激され、我慢できないこともありますよね!

タニラーあるあるなので、仕方ないです!

冬は、多肉植物を購入する前に気を付けたいことがいくつかあるので、ご紹介します。

1つ目は、置き場所です。

多くの雪国タニラーが冬に直面する一番のネックは、置き場所問題といっても過言ではないです。

ですが、一気に10個も20個も増やすならともかく、苗が1つ2つ3つ増えたところで変わらないので、意外となんとかなることが多いです。

1回の購入は1つ2つでも、気付いたら結果的に10個も増えてる!ということもよくありますが、大丈夫です。

冬の雪国タニラーの口癖は「まだイケる(増やせる)!」

2つ目は、購入後の配達時の凍結です。

ネット購入の場合は凍結が心配です。

SNS販売やフリマアプリ、ネットショップなどで購入する際は、速達を付けた方が安心です。

多肉植物の発送は主に、送料が安い第4種郵便が多いのですが、発送から到着まで遅いと1週間かかることもあるので、配達待機の保管場所が悪いと凍ります。

速達で無事に到着しても、寒いポストに何時間も入ったままの状態だと凍ってしまうので、到着してすぐに受け取れるタイミングで購入しましょう。

冬でも購入できないことはないですが、さすがに大寒波(ー20℃以下)や大雪で大荒れの天気のときは速達でも買わない方が賢明です。

悪天候のため配達が遅れる可能性大で、購入前には必ず週間天気をチェックして天候が安定しているときに購入しましょうね!

まとめ

今回は「雪が積もる寒冷地での多肉植物の冬越し方法」を詳しく解説しました。

冬は基本的に全て室内管理で、室内に入れる前にやることとして以下の3つがあります。

  • 水やりを控えて土を乾かす
  • 枯れ葉を取る
  • 植え替えする

冬に多肉植物を室内で育てる時の管理方法は、以下の4つを意識してください。

  • 日当たりの良い窓辺に置く
  • 徒長しないように温度管理をする
  • カビ防止のために換気する
  • 健康な大人の苗はほぼ断水

冬でも可愛い多肉植物を買いたい時に気を付けることは、次の2点です。

  • 置き場所問題
  • 配送時の凍結

冬は深刻な置き場所問題に悩まされますが、どうしても欲しい可愛い子に出会ってしまったら無理に我慢せず「運命だからしょうがない!」と気にせずお迎えしましょう。

大体何とかなるので、大丈夫です。

このように、雪が降る地域での冬越しは気を付けることはたくさんありますが、今回ご紹介したことを実践していただくと、無事に春を迎えられるはずなので、しっかり対策を頑張りましょう!

水やりをかなり控えるため、どうしても一回り二回りサイズが小さくなってしまいますが、枯れていなければ春からまたどんどん成長してくれるので、「枯らさない!」を目標に長い冬を乗り切りましょうね!

執筆・執筆協力

Noshi
Noshi
多肉植物に関する幅広い情報を発信しているNoshiと申します。
2016年にホームセンターで出会った「ブロンズ姫」から始まった多肉植物ライフ。
エケベリアを中心にどんどん沼にハマり、気付けば育てた多肉植物は400種類を超えました。
今では苗の販売や、寄せ植えワークショップを開催するまでになった、北海道のタニラーです!
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