黒法師

黒法師

ロゼット状に広がった黒紫の葉が目をひく黒法師。

日光をたくさんあてると黒紫の葉がさらに黒くつやつやになります。

落ち着いた色合いでおしゃれな黒法師はインテリアプランツとしても人気です！

日光に向かって伸びていく性質があるので、向きをかえてまっすぐにしたり、まげたりして育てるのも楽しみの一つです。

夏と冬の水やり

夏の休眠期は水をほとんど吸収しないので水やりはひかえめに。

黒法師が眠ると葉と葉の間がきゅっとなり、下葉がどんどん落ちることがありますが枯れているのではなく、休眠期の生理現象です。

冬の成長期には水をたっぷり。

黒法師は葉が薄いので他の多肉植物に比べて水をためておくことができません。

葉がしおれたり、茎が細くなったりしていたら水が足りていないサイン。

凍らないように注意をして水はたっぷりあげましょう！

黒法師の花

黒法師の花言葉は「いい予感」

花が咲くまでまだかまだかと待ちわびることから付けられたそうです。

待ちに待って咲いた黄色で元気いっぱいの花は見ごたえがあります！

花を咲かせたあとはほとんどは枯れてしまいます。

立派な花を咲かせるためにエネルギーをたくさん使うのでしょう。

黒法師を長く楽しみたい場合は花芽が出てきたら取るといいです。

黒法師が買える場所

黒法師は、アエオニウム属の中で入手しやすい品種です。

大型園芸店やネットショップで比較的良く見かけます。

黒法師は暑さに弱い品種なので、夏を避けてお迎えするのがおすすめです。

黒法師の増やし方

黒法師は、挿し木で増やします。

葉が薄いほとんどのアエオニウム属は、挿し木で増やします。

葉挿しの成功率はゼロではないものの、おそらく葉挿しが難しいとされる乙女心より成功率は低いはず……

挿し木で取らざるを得なかった葉があれば、土の上に置いておいてもいいかもしれません。

挿し穂は発根を待たずに土に挿す

黒法師の葉は、エケベリア属の多肉植物に比べて薄く、多くの水分を貯めることができません。

挿し穂は、根が出るのを待たずに土に挿すのがおすすめです。

カットした切り口が乾いてから土に挿したら、すぐに少量ずつ水やりを始めて大丈夫。

切り口が乾くのを待たずに土に挿す場合は、1週間～2週間程待ってから水やりを始めます。

水をあげるあげないにかかわらず、土に挿した方が挿し穂の葉の水分の消費がおだやかです。

挿し穂が曲がらないように注意！

木立しながら成長する黒法師は、茎が長く伸びている部分をカットするので、挿し穂を乾かしていたら茎が曲がってしまうことも。

瓶や網に縦に挿しておけば、切り口が乾くまでの間茎が曲がってしまうことを防げます。

黒法師は比較的丈夫な品種なので、挿し穂を縦にキープしたまま乾かすことが難しければ、すぐに土に挿してしまうのも一つの手です。

小さい脇芽も挿し穂にできる？

微妙な場所から脇芽が出てきたら、カットしたくなるもの。

けれど、小さい挿し穂は体力がないため、挿し木の成功率は低くなります。

茎の太さが1センチ弱あれば安心です。

樹姿が気にならなければ、脇芽が成長するのを待ちましょう。

茎が細かったりロゼットが小さかったり、小さい挿し穂で増やしたいときは、その分、次に説明する挿し木の適期を守りましょう！

黒法師を増やす季節

暑さが苦手な黒法師は、春は本格的な暑さが到来する前にカットして増やしましょう！

目安は梅雨が来る前の5月頃。春にカットすると、秋には新しい芽がどんどん成長して木立する姿を楽しむことができます。

秋は、本格的な寒さが到来するまでに早めにカットします。

黒法師は冬型ですが、決して冬にぐんぐん成長するわけではなく、育成適温は8度～とされています。

冬は休眠するので、秋に増やす場合は休眠する前に発根できるようにカットしましょう。

黒法師は、とにかく暑さに弱いのでエケベリアよりシビアに「増やすのは成長期」を守ると上手く増やすことができます。

エケベリアの成長期が3～5月、9～11月であれば、アエオニウムは4～5月、10～11月が適期のイメージです。

地域により気温差があるので参考に！

黒法師の人気度＆定番度

黒法師はアエオニウム属の中で1番知名度＆人気がある品種なのではないでしょうか？

アエオニウム好きなら、きっと持っているはず！

そうでない人も、アエオニウム属は黒法師なら持っているという人も少なくないのではないでしょうか。

タイミング合えば、ホームセンターや園芸店でも出会うことができる定番系の品種でありながら、人気も高い品種です。

地植えにしたい黒法師

玄関の前や庭先にニョキニョキ群生している黒法師を見かけることはありませんか？

黒法師は地植えにするとぐんぐん成長します。

夏の暑さに弱いので、地植えにするなら、夏は半日陰になる場所がベスト！

日当たりが丁度いい場所が無い場合は、夏は遮光して暑さから守って上げましょう。

黒法師 Gallery

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