七福神
- 別名・流通名
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七福神(しちふくじん)、エケベリア・セクンダ
- 属・カテゴリ
- 成長の仕方
- 季節タイプ
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春秋型
- 耐寒性
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参考気温:0度
凍らなければOK - 耐暑性
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遮光が必要
25度以上注意!
蒸れを避ければ40度くらいまでは… - 増やし方
- 色味
- 特長
七福神
畑や家のまわりに植えてあるイメージがある七福神は、明治時代に日本に輸入されたといわれており、みんなに親しまれている多肉植物です。
薄くて爪のある葉が内側に丸まりロゼット状に広がる姿はバラのよう。
春から夏に花を咲かせ、秋から冬に紅葉します。
七福神という縁起のいい名前から贈り物に選ばれることもあるそうです。
強そうなのに弱い面も
大きく元気に育っている七福神は一見丈夫で強そうですが実は弱い一面もあり、エケベリアの中では育てるのが難しい種類です。
特に植えてから環境に慣れるまでの時期は時間がかかりとても繊細で、その時期に夏の強い日差しを浴びたり、蒸れたりすると枯れてしまうことも。
環境に慣れる時期が梅雨や夏にあたらないように、植え替えの時期には配慮が必要です。
脇芽がたくさん出てくる!
七福神は成長がはやく、脇芽がたくさん出ることも魅力です。
環境に慣れるとぐんぐん育ち、下葉が落ちたあとに残る成長点から脇芽が出てきます。
脇芽はどんどん増えて大きくなり花束のような華やかさに。
カットして増やしたり群生させたり、いろいろな楽しみ方があり、たくさんコレクションしている人もいます。
七福神の紅葉の様子
七福神は冬でもあまり色づきません。外葉がほんのりピンクのグラデーションになります。
七福神の夏の様子
あまり紅葉しない七福神は、真冬以外は鮮やかな緑色です。
七福神の人気度&定番度
赤やピンクに紅葉するエケベリアの人気が高まる一方で、昔からある七福神は人気の品種!
「中々売っていない」という声もちらほら聞くほど、七福神を求めている人が多いのかもしれません。
定番のエケベリア桃太郎のように、七福神が好きな人は何鉢もコレクションするほど。
脇芽が良く出る七福神は、株によって脇芽の数や大きさが異なるので、株ごとに個性的な姿になるので、盆栽のように仕立てて楽しむ方もいます。
七福神が買える場所
ホームセンターより園芸店で見かけることが多い気がします。
町の花屋さんの片隅に、3号以上の大株が置かれていることも!
ネットショップで見かけることは少ないですが、時々ポット苗で見かけることがあります。
七福神は昔から日本にある品種なので、ネットショップでもポット苗で販売されています。
せっかくポット苗で出回ることが多い品種なので、育てやすいポット苗でお迎えしましょう!
七福神は育てやすい?難しい?
七福神は育てやすい品種と聞く一方、蒸れて枯れやすく意外と難易度が高いという声も。
昔は、畑の脇に植えてあって雨ざらしでも力強く育っていたはずなのに、自分で育てると難しいのはなぜ!?というタニラーさんも多いのではないでしょうか。
葉が薄いので、葉に溜め込める水分が他の品種と比べ少ないのも育てるのが難しいと感じるひとつの要因かもしれません。
ポイントは、夏と冬の休眠期は触らないこと。
休眠期でもちょっとくらい平気だろう!と思っても平気じゃないのが七福神。特に夏は苦手なので、明る日陰~遮光した場所で管理し、植え替えなどのお世話は秋に行いましょう。
冬場は、外葉が枯れて小さくなってしまうことがありますが、春になると復活します!夏と冬はとにかくそっとして耐え忍ぶようにしましょう。
七福神の増やし方
葉が薄い七福神は、葉挿しの成功率がとても低いです(葉の大きさにもよりますが、葉挿しが難しいと言われる乙女心より成功率が低そうです)。
七福神を増やすなら、胴切りをするか、育った脇芽をカットして増やしましょう。
ポイントは、他のエケベリア同様、春と秋の成長期に増やすこと。
脇芽をカットした場合は、胴切りと同じように、発根を待ってから土に乗せます。
また、葉の薄い七福神は、苗が保持できる水分量が少ないため、カットする脇芽は少なくとも3センチ以上のものがおすすめです。
七福神Gallery
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