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多肉植物の秋の育て方!秋のお手入れ方法や綺麗に紅葉させるにはどうすればいい?

季節ごとの育て方
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暑い夏が終わり、多肉植物が元気に成長する秋がやってきました!

本格的に寒さがやってくる秋の終わり頃からは、多肉植物の一番の魅力である紅葉が楽しめますね!

しかし中には、

「多肉植物を育てはじめたばかりで、初めて秋を迎えるんだけど...」

「夏に多肉植物が弱ってしまった...」

「紅葉させるにはどうすればいいの?」

とお悩みの初心者さんもいらっしゃるかと思います。

でも大丈夫です!

秋は多肉植物の成長期でグングン成長するうえ、コツさえ掴めば綺麗な紅葉も楽しむことができるので、ご安心ください!

この記事では、多肉植物の秋の育て方やお手入れ方法、多肉植物を綺麗に紅葉させるコツを詳しくご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

多肉植物の秋の育て方

秋はほとんどの多肉植物の成長期です。同じく成長期である春の育て方と基本的にはよく似ています。

秋の基本的なお世話の仕方や、暑い夏から涼しい秋になるにつれて考えることや準備したいことを解説していきます。

秋の基本的なお世話の仕方

多肉植物の成長期である秋は、お水をあげるとグングン成長してくれます。

なので基本的なお世話としては、夏の間にお水をあげられなかった分、「ジャブジャブお水をあげる」です!

具体的な水やりは、以下の通りです。

水やりのポイント

  • タイミング:土が完全に乾いたら
  • 頻度:だいたい1週間~2週間に1、2回
  • 量:鉢底からあふれるぐらいたっぷりと

このペースでお水をあげると、どんどん成長してくれます。

ただし、雨の日が続いて何日も土が濡れたままでいると蒸れてしまうので、天気予報をチェックしながらお水をあげましょう!

夏から秋になるにつれて考えることや準備すること

夏から秋へと変わるタイミングでやっておきたいことがいくつかあります。

まずは、夏の間苗を強い日差しから守ってくれた「遮光を外す」ことです!

遮光を外すタイミングの目安は以下の通りです。

遮光を外すタイミング

  • 曇り空が3日前後続く日
  • 最高気温が30度以下になったら

ただし、西日がまだ強い時期なので、西側だけはしばらく注意が必要です!

次に、「植え替え」です!

植え替えをすることで、苗の成長を促したり、苗の健康状態のチェックも同時にすることができます。

夏の間に傷んでしまった苗は、葉に異常があればすぐに気付きますが、根が傷んでいると気付けないことがほとんどです。

なので植え替えをすることで早めに対処することができます。

しかし、全ての苗を植え替える必要はなく、今年新たに購入した苗やカット苗で購入した苗、今年の春に植え替えた苗は基本的には植え替える必要はありません。

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秋にやっておきたい多肉植物のお手入れ

冬に向けて、秋のうちにやっておきたいことが以下の3つあります。

  • 夏に弱ってしまった苗のお手入れ
  • 冬に向けた準備
  • 葉挿しを取る

それぞれ詳しく解説していきます。

夏に弱ってしまった苗のお手入れ

まず1つ目は、「夏に弱ってしまった苗のお手入れ」です。

症状としては、葉が溶けたり、黒く変色して枯れたりすることが多いです。

日本の夏は高温多湿で、多肉植物にとっては厳しい季節となります。

夏に多肉植物が弱ってしまう原因はいろいろありますが、そのうちの大きな原因の一つが、蒸れによってカビ菌が増えてしまうことです。

雨が続いたりなどで何日も土が乾かず、連日30度以上まで気温が上がるとすぐに蒸れてしまいます。

ですが、このような状況で弱ってしまった多肉植物も、気付いた段階でなるべく早くお手入れすることで被害を最小限にすることができます!

具体的な方法は以下の通りです。

弱った苗のお手入れ方法

  • 鉢から抜いて乾燥させる
  • 群生している苗はバラバラにして乾燥させる
  • 枯れ葉を全て取る
  • とにかく乾燥させる!!

乾燥させることで症状が止まり、それ以上苗を弱らせないことが重要になります。

群生している苗をバラバラにするのは残念でもったいなくも感じますが、他の苗に菌をうつさないようにすることが大事なので、思い切ってバラしましょう!

乾燥させた苗はしばらく日陰で管理し、新しい根が出てきてから土に植えてあげましょう。

冬に向けた準備

2つ目は、「冬に向けた準備」です。

冬は気温が低いので、多肉植物はほとんど成長しません。

お水をあげても春や秋ほど根が水分を吸わないので、冬を乗り切るためには苗を強く育てることが重要になってきます。

しっかりと根が張っていることで、丈夫な強い苗となり冬も心配なく乗り越えられます。

夏を無事に越せた苗はしっかりと根を張れているので心配ありませんが、弱った苗や葉挿し苗などの小さい苗は、秋のうちにできるだけ根を張らせましょう。

弱った苗はしっかりと乾燥させること、小さい苗は水やりを頻繁にすることで大きくすることが重要です。

葉挿しを取る

3つ目は、「葉挿しを取る」です。

秋は葉挿しが発芽しやすい気温ということもあり、葉挿しに適した季節なのでお気に入りの苗を増やす絶好のチャンスです!

葉挿しは簡単にできるので、植え替えのタイミングで何枚か取って葉挿しにチャレンジしてみましょう!

多肉植物を綺麗に紅葉させるには

多肉植物を綺麗に紅葉させるためにはポイントが5つあります。

どれも簡単なので、実践して多肉植物の紅葉を楽しみましょう!

紅葉させるポイントは以下の通りです。

紅葉させる5つのポイント

  • 肥料を与えない
  • 水やりを徐々に少なくする
  • 朝晩の寒さにあてる
  • よく日に当てる
  • 根詰まりさせる

多肉植物を元気に育てるために肥料は必要ですが、多肉植物が紅葉する秋から冬にかけて肥料を与えないことで、鮮やかな美しい紅葉が見られます。

肥料を与えても紅葉しますが、本来の鮮やかな紅葉は見ることができないので、鮮やかな紅葉を楽しみたい場合はこの時期の肥料は控えましょう

ですが、あまりにも元気がない苗は冬を乗り越えられずに枯れてしまうかもしれないので、肥料を与えてあげましょう。

枯れてしまうよりも今年の紅葉を見られない方がずっといいので、来年の紅葉を楽しみに育ててあげましょう!

肥料を与えない他に、水やりを徐々に少なくして水分を切り、よく日に当て朝晩の寒さにあてることで美しく紅葉します。

1日の気温差が激しいと、より鮮やかに紅葉し、曇りや雨が続いて十分な日照時間がないと、紅葉はやや薄くなります。

最後のポイントの「根詰まりさせる」ですが、根詰まりとは鉢いっぱいに根が張っていることを言います。

何年も植え替えしていない苗は完全に根詰まりしているため、より色鮮やかに紅葉します。

「秋に植え替えしたばかりなんだけど...」

「何年もかけて根詰まりしてないと紅葉しないの?」

と不安に思うかもしれませんが、ご安心ください!

秋に植え替えをしても成長期で根の張りが早いので、本格的に寒くなって紅葉を見られる頃にはある程度根も張って紅葉を楽しむことができます。

多肉植物の秋の育て方まとめ

今回は多肉植物の秋の育て方についてご紹介しました。

秋は多肉植物の成長期なので、お水をたっぷりあげることでグングン成長してくれます。

夏の間に傷んでしまった苗も、植え替えをすることで元気になり、葉挿しで増やすこともできます。

また、秋は葉挿しに適した季節でもあるので、お気に入りの苗を増やすチャンスです。

そして、多肉植物の一番の魅力である紅葉は今回ご紹介した、

  • 肥料を与えない
  • 水やりを徐々に少なくする
  • 朝晩の寒さにあてる
  • よく日に当てる
  • 根詰まりさせる

上記の5つのポイントを実践していただくと、本格的に寒くなる頃には美しく紅葉してくれます!

今回ご紹介した内容をご参考に、秋も多肉植物のお世話を思いっきり楽しんでくださいね!

執筆・執筆協力

Noshi
Noshi
多肉植物に関する幅広い情報を発信しているNoshiと申します。
2016年にホームセンターで出会った「ブロンズ姫」から始まった多肉植物ライフ。
エケベリアを中心にどんどん沼にハマり、気付けば育てた多肉植物は400種類を超えました。
今では苗の販売や、寄せ植えワークショップを開催するまでになった、北海道のタニラーです!
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