屋外がおすすめ!多肉植物の置き場所と管理のポイントを解説!
「多肉植物を育ててみたいけど、枯らしてしまうかも…」
そんな心配をしなくても大丈夫!
多肉植物は生命力が強く、ポイントさえ押さえれば初心者でも育てやすい植物なんです。
この記事では、失敗しないための置き場所の選び方について詳しく解説します!
主に、エケベリアや、ホームセンターなどで入手しやすい春秋型とされる多肉植物について解説していますが、冬型、夏型の多肉植物も、日本の夏と冬は苦手なことが多いので、この記事を参考にしてくださいね!
この記事の目次
多肉植物を元気に育てるのに屋外がおすすめな理由
結論!!多肉植物は基本的に屋外で育てるのが最適です!
その理由は、多肉植物の原産地が砂漠などの乾燥地帯なので、風通しの良い場所でないと、蒸れて枯れてしまう危険が高くなるから。
屋外であれば、常に風が吹いているもの。屋外に置くことで、蒸れを防ぎ、病気や害虫の発生を抑えることもできます。
また、屋外の風と光を浴びながら育った多肉植物は、葉が引き締まり可愛くなるだけでなく丈夫に育ちます!
多肉植物の置き場所に、室内と屋外で迷っているなら、基本の置き場所は屋外が断然おすすめです!
可愛く育てるには日当たりがポイント
真っ赤に紅葉する多肉植物は、とにかく可愛くてたまりません!
Instagramで可愛い多肉植物を見かけて、多肉植物の世界に足を踏み入れた人もいるのではないでしょうか?
可愛らしい姿や鮮やかな色合いを維持するには、日光がとても大事!
また、多肉植物は、日光不足になると徒長し弱ってしまうので、短い時間でも、直射日光があたる場所に置きましょう!
多肉植物の置き場所を選ぶときのポイント
理想的なのは、日当たりが良く、風通しの良い場所です。
ただし、品種によって耐寒性や耐暑性が異なります。
育てている多肉植物の種類に合わせて、棚の2列目にしたり、東側にしたりと工夫しましょう!
多肉植物に必要な日照時間
多肉植物の置き場所を選ぶときは、日照時間、屋根の有無、風通しの3つのポイントを確認!
多肉植物の成長に必要なもののひとつが日光です。
元気に可愛く育てるにはとにかく日当たりが大切!
ただし、夏の強い直射日光は葉焼けの原因となるため、真夏は遮光!
それ以外の季節は、遮光を外してお日様をたくさん当ててあげるのがおすすめです!
日照時間の目安は、1日あたり最低4~5時間程度。
棚の2列目以降は、最前列の鉢と比べると日当たりが悪くなりがちなので、時々1列目と入れ替えてあげると安心です。
住宅密集地などで、日照時間が確保できなくても大丈夫!
紅葉はしづらくなりますが、とくにエケベリアは日照時間が少なくても枯れることはありません。
グラプトペタルム、セダムなどの縦に伸びる多肉植物は徒長しやすいので、できるだけ長く日が当たる位置に置いてあげましょう。
多肉植物の置き場所に屋根や軒は必要?
多肉植物は、蒸れに弱い植物です。
水やりの間隔は、多い季節でも1週間に1度程度が一般的。
土が完全に乾き切る前に雨に降られてしまうと、土がいつまでも乾かずに蒸れて枯れてしまうことがあります。
できるだけ、屋根や軒がある場所で育てるか、雨予報の前は軒下に移動してあげると安心です。
一方、屋根がない場所は日当たりが良いというメリットも!
春と秋の成長期はぐんぐん水を吸うので、屋根がない場所でも元気に育てることができます。
雨があたる場所で育てるときは、天気予報をチェックして、雨予報の前は水やりを控えるなどして、水の量を調整しましょう。
置き場所の風通しは良い?悪い?
多肉植物の原産地が砂漠などの乾燥地帯なので、風通しの良い場所を好みます。
風通しが悪いと、蒸れて枯れるリスクが高まるだけでなく、病気や害虫が発生しやすくなるため、風通しはとても大切!
屋外であれば、風通しはあまり問題になりませんが、注意する場所もあります。
- 建物の壁際
- 腰壁タイプのベランダ
- 集合住宅や住宅密集地の1階
壁際や、置き場所の構造が風が抜けづらい場合は風通し確保に工夫が必要です。
壁から、多肉棚を少し離したり、棚板がメッシュ状の棚やワゴンに置いて風通しを確保しましょう。
多肉植物の置き場所と注意点
多肉植物の置き場所は、日当たりが良くて風通しが良い場所!なんて言われますが、実際置くならベランダ?お庭?
そんな悩みに、置き場所ごとの特長とポイントをお伝えします!
多肉植物をベランダで育てる
手軽に多肉植物を栽培できる場所NO.1と言ったらベランダ!
ベランダの種類によって、日当たりや風通しなどが変わるので、置き場所に合った管理を行いましょう。
屋根のあるベランダ
雨や風から多肉植物を守ることができるのが最大のメリット!
壁際や、ベランダの向きによっては、日照時間が短くなることがあるので、日照時間が短い場合は水を少なめにするのがポイント。
西日が強い場合は、初夏~秋口まで遮光する期間を長めにしましょう
腰壁タイプのベランダ
目隠しの役割を果たす腰壁は、視線と同時に風と日光を遮ってしまいます。
季節によって日差しの角度がかわるので、日差し角度に合わせて置き場所を変えてあげましょう。
風通しが心配なら、壁から棚を少し離したり、棚板がメッシュ状の棚やワゴンに置くと通気性が良くなります。
多肉植物を庭で育てる
庭で多肉植物を育てるときは、日当たり、風通し、風通しに加えて、動物対策、雑草対策など、様々な点に注意する必要があります。
庭で多肉植物を栽培する場合、地植えや鉢植えなど、様々な方法があります。
軒がある場所が安心
庭で多肉植物を育てる場合は、屋根や軒がある場所で育てると安心です。
多肉植物は蒸れに弱いので、水やりの頻度や水の量をを調整して、鉢の中が湿ったままになることを防ぎます。
雨に当たる場所で育てる場合には、雨予報の前に軒下に移動したり、雨除けを設置してあげましょう。
多肉植物の地植え
鹿沼土や軽石を使用し、排水性の環境を整えれば地植えしたり、多肉花壇を作ることができます。
地植えすると、蒸れるリスクが減って元気に育つことも!
地植えの場合、季節や天気によって置き場所を変えることができないので、植える場所は慎重に選びましょう。
多肉植物を屋上で育てるときの注意点
屋上は、日当たりが良い場所ですが、風通しが良く、乾燥しやすいという特徴があります。
多肉植物は乾燥に強い植物なので、よほど風が強くなければ育てやすい環境ですが、夏と冬は過酷な環境となる場合があるため注意が必要です。
夏の遮光対策は必須
とにかく日当たりが良い屋上は、多肉植物にとって夏の日差しが強すぎます。
もちろん遮光はマストですが、大切なポイントは、夏が来る前から屋上の環境に慣らしておくこと!
長い日照時間に慣れている多肉植物は、50%の遮光でも夏の屋上を耐えられるようになります。
冬は凍結に注意
屋根のない屋上は、朝方に放射冷却で多肉植物が凍結する恐れがあります。
最低気温が0度近くなる日には凍結対策をすると安心です。
また、寒い地域では防風対策も必要となります。
強風や台風に注意
屋上のは風通しが良い分、強風や台風のときには強い影響を受けます。
飛びやすい園芸資材や空のプラ鉢を置かない、また台風のときは室内に多肉植物を移動させるなどの対策が必要になる場合があります。
防寒や雨対策でビニールシートを使うときは特に注意が必要です。
風を通さないビニールは、風を受け止めて飛びやすいので、しっかり固定して飛ばされないようにしましょう。
多肉植物は室内で栽培できる?
多肉植物は、屋外での栽培が理想的ですが、室内でも十分に育てることができます。
ただし、屋外と比べると、光量や温度、湿度などが異なるため、いくつかの注意点があります。
窓際でも日光が足りないことも
多肉植物は日光を好むため、窓際など、できるだけ明るい場所に置きましょう。
エケベリア等の品種を紅葉させたい場合は、室内では光量が足りないことが多いです。
住宅密集地で、窓辺でも暗い場合や、紅葉をさせたい場合、また冬場は、不足する日光を照明で補うのがおすすめです。
室内は風通しに気をつける
室内は風通しが悪いことが多いため、定期的に窓を開けて換気をするか、扇風機などで風を送るようにしましょう。
また、エアコンの直風が当たる場所は避けます。
風通しがない屋内で育成するときは、乾きやすい土を使用することで、風通しの悪さを補うことができます。
多肉植物を室内で育てるときの水やり
屋外に比べて蒸発が少なく、土が乾きにくいので、水やりの回数を減らします。
水やりをした後、1週間たっても鉢の中まで乾かないときは、乾きやすい土に変えることがおすすめです。
鹿沼土や室内用の多肉植物用培養土を使用すると、土が乾きやすくなる場合があります。
室内栽培に向いている多肉植物
多肉植物は屋外の方が断然育てやすい植物ですが、室内栽培に向いている品種もあります。
ハオルチアや一部のカランコエなど、耐陰性のある品種がおすすめです。
特に軟葉系のハオルチアは、強い日差しを嫌うので室内育成に向いています。
多肉植物の置き場所まとめ
元気に可愛い多肉植物を育てるためには、置き場所がとても大切!
多肉植物は基本的に屋外の日当たりがよく、風通しの良い場所を好みます。
ベランダ、庭、屋上など、それぞれの場所のポイントを押さえて、多肉植物に合った場所へと工夫してあげましょう!
多肉植物に合った環境にしてあげると、枯れるリスクが減ってとても育てやすくなります。
少しの工夫で、「楽に育てる」も「可愛く紅葉させる」も叶うかも?
好みの多肉植物に合った場所を選んで、多肉植物を楽しんでくださいね!