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冬なのに誘惑に負けて可愛い多肉のカット苗を買ってしまったけどお世話はどうすればいい?

カット苗
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冬は多肉植物にとって厳しく、お世話でも気を付けることが多い季節ですが、多肉が1番可愛い季節でもあるので、誘惑に負けて可愛い多肉のカット苗を買ってしまうのは、タニラーのあるあるです。

「ずっと欲しかった多肉に出会ってしまった!!」

「何この子!?可愛すぎるんですけど!?ウチにおいで!!」

ということが困ったことに、冬はよくあるんですよね...

ですが、しっかりと対策・管理をすれば問題ないので、冬にカット苗を買ってしまった時の管理方法や、購入する際の注意点をタニラー歴9年のベテランが解説していくので、ぜひ最後までご覧ください!

冬は超可愛い多肉に誘惑される季節

冬は多肉が本格的に鮮やかに紅葉する季節で、多肉が一番可愛い季節と言っても過言ではないです。

もう置き場所がないって困っているのに、可愛い多肉に出会ってしまうとついついお財布のひもがゆるんでしまうんですよね...。不思議です。

紅葉して可愛いコレクションを増やす季節でもあるので、好みの多肉に出会ってしまったら我慢せずお迎えするしかありません!

冬は何かと心配な季節でもありますが、しっかり対策すればお迎えしても大丈夫なので、あまり不安がらずにお気に入りの苗をお迎えしましょう!

冬にカット苗をお迎えしても、本格的に成長させるのは春からになります。

春は多肉植物の成長期なので、グングン大きく成長してくれます。

多肉は冬はほとんど成長しないので、「春までとにかく枯らさない!!」を最優先に考えてお世話しましょう!

形が多少崩れたとしても、成長期の春になればいくらでも可愛くできるので、全く問題ないのでご安心くださいね!

冬のカット苗を枯らさない管理方法

冬のカット苗を枯らさない管理方法のポイントをそれぞれ解説します。

難しくはないので、チェックしてぜひお試しくださいね!

カット苗はまず発根させる

「カット苗を購入したらまず発根させる」が基本ですが、気温が低いと多肉はほとんど成長しないため、冬はなかなか発根せず時間がかかります。

屋外管理だとなおさら遅いので、冬は発根するまでカット苗は室内で管理しましょう。

そして、発根したからといってすぐに屋外には出さないこと!!

暖かい室内で育った苗が、冷え込みの強い屋外へと急激に環境が変わってしまうと、温度差でやられてしまう可能性が高いです。

環境に徐々に慣らすことが重要なので、いきなり外に放り出さないで、まずは気温の高い日中から段階的に慣らしてあげましょう。

カット苗の発根のさせ方

品種によりますが、室内で自然光が入る明るい場所で管理し、室温が20℃前後あれば3週間前後で発根することがほとんどです。

そのような環境下でも全く発根する気配がない場合は、葉を数枚取りましょう。

茎に傷が付くことで、そこから根が出ることがよくあります。

葉を取りたくない場合は、茎を清潔なハサミなどで傷をつけることで同様の効果があるので、なかなか発根しないときはお試しください!

苗によって個体差がある

苗によって成長のスピードが違うので、発根するまでの期間は基本的にバラバラのことが多いです。

同じ品種だと、同じタイミングで発根することもありますが、個体差があるので発根までのスピードは異なります。

なかなか発根しない苗も、いつかは発根するので気長に待ってあげましょう。

冬にカット苗を購入する際の注意点

昨今はフリマアプリやネットショップで購入される方も多いと思いますので、冬にカット苗をネットで購入する際の注意点を解説します。

お住まいの地域環境で対策が必要な場合がある

冬に多肉植物をネット購入する際には「凍結」のリスクがあります。

比較的暖かい地域にお住まいの場合は、寒波時を避ければ基本的に対策ナシでいつでも購入して問題ないです。

しかし、北海道や東北などの寒冷地にお住まいの場合は、毎回対策が必須になります!

1つ目の対策は、多肉植物の発送方法です。

フリマアプリやSNS販売などでは、送料の安い日本郵便の第4種郵便での発送がほとんどです。

第4種郵便は、平日のみの配達で土日祝日の配達は行っておらず、到着までの日数も最短で2日以上かかり、土日をはさんでしまうと到着まで1週間かかってしまうこともあります。

そうなってしまった場合、凍結のリスクはかなり高く、せっかく購入した苗が傷んだ状態で届くことになります。

開封した瞬間のショックは計り知れないものなので、冬に購入する際には「速達」で購入することを強くおススメします!

速達なら最短で翌日に届くので、凍結のリスクを限りなく低くすることができます。

2つ目の対策は、購入するタイミングです。

冬の購入で避けるべきタイミングは、悪天候・寒波の予報の時です。

寒冷地での寒波予報は、マイナス10℃を下回ることもザラにあり、大寒波ともなればマイナス20℃を下回ることもあります。

さらに、冬の荒天は全ての交通に影響が出て、それに伴い配達の遅延が発生してしまいます。

そんなタイミングで購入してしまうと、凍結のリスクがかなり高まってしまうので、必ず天気予報をチェックし、悪天候や寒波を避けて購入するようにしましょう!

発送元の地域を必ず確認すること

冬にネット購入する際には、購入した苗がどこの地域から発送されるかを必ず確認す必要があります!

北海道や東北などの厳しい寒さの地域からの発送だと、凍結のリスク大です。

例えば、九州や四国にお住まいの方が、北海道や東北の遠方の方から速達ナシでの購入だと凍結リスクは大きいです。

しかし、寒冷地の販売者さんは凍結の対策をしっかりして発送してくれる方がほとんどで、発送のタイミングや梱包もしっかりとしてくださる方が多く、速達で発送してもらえれば問題なく到着するので、「絶対に購入しない!」と考える必要はないのでご安心くださいね!

冬は、お住まいの近郊の販売者さんからの購入が1番安心ですので、発送元の地域のご確認をお忘れなく!

 

まとめ

今回は、冬に誘惑に負けてカット苗を買ってしまった時のカット苗の管理方法や、購入時の注意点などを解説しました。

冬は多肉が本格的に鮮やかに紅葉する季節で、多肉が一番可愛い季節と言っても過言ではなく、冬は何かと心配な季節でもありますが、しっかり対策すればお迎えしても大丈夫です!

冬にカット苗をお迎えしても、本格的に成長させるのは成長期の春からになります。

春までは、「とにかく枯らさない!」を最優先に考えましょう!

冬のカット苗を枯らさない管理方法は、以下です。

  • カット苗はまず室内で発根させる
  • 発根後はすぐに外に出さないで、徐々に環境に慣らす
  • 発根しない場合は、葉を数枚取って茎に傷をつける

冬にカット苗を購入する際の注意点は、以下です。

  • 冬に多肉植物をネット購入する際には「凍結」のリスク有り
  • お住まいの地域環境で対策が必要
  • 購入時の発送は「速達」が安心
  • 購入のタイミングは、荒天・寒波を避ける
  • 発送元の地域を必ず確認する

冬は多肉が紅葉して本当に可愛いですよね!

私も、何度冬の多肉の誘惑に負けて購入したか分かりません...

多肉を見ても最初は、これ以上増やすまい!!と我慢しますが、気付いたらポチっているので不思議です。

みなさんも、冬にカット苗を購入する際は今回解説したことを参考に、可愛いコレクションをたくさん増やしてくださいね!

執筆・執筆協力

Noshi
Noshi
多肉植物に関する幅広い情報を発信しているNoshiと申します。
2016年にホームセンターで出会った「ブロンズ姫」から始まった多肉植物ライフ。
エケベリアを中心にどんどん沼にハマり、気付けば育てた多肉植物は400種類を超えました。
今では苗の販売や、寄せ植えワークショップを開催するまでになった、北海道のタニラーです!
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