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九州で冬越えを頑張る多肉植物達を見守る我が家の冬対策は?

季節ごとの育て方
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多肉植物の冬越し_九州

だんだんと気温が低くなる秋は、夏の間、緑で息もたえだえに見えていた多肉植物達が、赤やピンク、オレンジなどの品種特有の色に紅葉や黄葉してきて、可愛さMAXの季節。

しかし秋がくればもちろん、その可愛いさを楽しんでばかりもいられない、冬がやってきます!

多肉植物の冬対策は、皆さんどのようにしていますか?

冬といえども、やたらと細長い日本列島は、北と南では想像できないくらい冬の環境が違うので、当然、多肉植物達の冬越えのやり方も違ってきます。

『多肉植物の冬越えってガッチリとガードしないとダメ?』

『九州の多肉植物達はどうやって冬越えしてるの?』

と、本格的な冬を前にして悩んでいる方へ。

九州で頑張る多肉植物達と、それを見守るだけの、我が家の冬越え事情を紹介します。

多肉植物の一般的な冬越え対策

地域差はありますが、一般的な多肉植物の冬越えとして以下のような対策があります。

  • 軒下に移動させて霜や雪が直接当たらないようにする
  • 夜間は不織布などをかぶせる
  • 簡易温室のような棚を作り日当たりは確保しつつ風を防ぐ
  • 日当たりの良い室内に移動させる
  • 水やりを控える

特に寒い地域では、室内で管理するしか方法がない場合もあります。

詳しい対策は他のコラムで紹介されていますので、参考にしてくださいね。

九州の冬は寒い?

自分語りから始めて申し訳ありません。

狭くて広い日本の、九州で生まれ育ち九州しか知らない私は、冬は寒いと認識しているものの、東北や北海道に比べると段違いで温かいんだろうなとは、想像しています。

というのも、山形県から引っ越してきた私の友人が「初めて迎えた九州の冬、半袖半ズボンで外出して周囲をギョッとさせてた。あの時は若かった」と、ダウンジャケットを着込んで遠い目をして語ってくれたので……。

もちろん1年に数回は雪が降り、たまに積もることもありますが、日中の最高気温が5℃を下回る日は少ない地域に住んでいます。

九州での多肉植物の冬越えは放置で大丈夫?

最初に多肉植物をお迎えした時は知識不足もあって、こわごわ育てていました。

けれど、次の年は放置してもなんとなく冬越えでき、春がきた時にムクムクと復活して増えて花が咲く姿を見て、多肉植物の生命力に安堵したものです。

それ以降、特に寒さに弱い品種以外は屋根のない地面の上で、なんのガードも対策もせず放置しています。

しかし、春がきて温かくなっても復活しない品種もあるので、冬越えで失敗したくない品種は室内で保険株をキープしておきましょう。

放置で大丈夫だった品種や、放置では冬を乗り越えられなかった品種を次で紹介していきますので、頭の片隅にでもメモしていただければ嬉しいです!

九州の冬を放置で乗り越えた多肉植物

やはり万年草系や普及種は、屋根がなく風が強い場所で放置して雪や霜に当たっても、ビクともしない力強さがあります。

特にメキシコ万年草は地植えでも微動だにせず、冬でも緑のままで春になれば黄色い花を満開にしてくれる、いい意味で恐ろしい品種。

秋麗は、九州の暑い夏でも丈夫にすくすく成長し、冬に放置していても、なくなることもなく溶けたこともないので、むしろどんな風に扱ったら枯れるのか教えて欲しいぐらいです。

伸びるのを止めてキュッとまとまり、色濃くなって可愛さが増すブロンズ姫は、寒くなればなるほど赤さが増してきて、花がなくなる冬の庭を華やかにしてくれます。

九州の冬を放置では越せなかった多肉植物

普及種でも冬に弱く、放置で冬越えできなかった品種もあります。

全国の多肉植物好きさん、ごめんなさい…。

黄麗は、オレンジに近い黄色の葉とワインカラーの茎のコントラストが映えて、私を楽しませてくれていましたが、軒下で冬を越えて暖かくなるタイミングでなぜかいなくなり、啞然となりました。

コーカサスキリンソウトリカラーは冬になるとピンクに染まるので、花が少なくなる冬の寄せ植えで、パンジーやアリッサムのアクセントとして植えてましたが、春になりパンジーの勢いがついてモリモリになるにつれて存在感が薄くなり、解体した時には影も形もなくなっていて……。

冬にいなくなったと思っても復活する多肉植物

雪の秀麗

冬に地上部が枯れてしまい「なんでーー」と落胆していても、ひょっこり顔出す多肉植物もいるので、気持ちを穏やかにして春を待つのもいいかもしれません。

月兎耳は、冬は地上部が茶色で枯れ果てたように見えて「やっぱりダメだった?」と思いつつそのまま放置していると、じわじわと復活して夏には元通りに。

品種は特定できないのですが、細く小さな万年草は、冬は糸みたいな残骸が残っているだけなのに、春になるとどこからともなく現れてモサモサになり、雑草と同じレベル繫殖していきます。

私はズボラなので、季節を問わず、枯れたポットは「ごめんね」と、心の中で謝って次に使うまで放置しています。

全滅したと思っていても「こちらにいらっしゃいましたか?!」と、ある日突然復活して驚かせてくれる品種も多いので、スペースに余裕があるならば、枯れたと思ってすぐに処理をせずに待ってみてもいいかも!

余談ですが、我が家ではポトスも外で管理していて、冬は鉢の中には何もないように見えても春には復活するので、私の中でポトスは多年草に位置しています。

開花の時期が微妙な金のなる木との心理戦

普通の多肉植物の開花は春が多いのですが、金のなる木の開花は11月以降の寒い時期。

私は、ちょっと毒々しく見える多肉植物の花が苦手で、株のことも考えてすぐにカットするのですが、金のなる木は小さくてフワフワの可憐な花が咲くので是非とも見たい!

けれど、室内に置くと元気がなくなる金のなる木……。

金のなる木のために日差しだけを通す温室的なものを作る気力もなく、かといって日中は室外で日光に当て夜は室内に取り込むなんてマメなお世話もできず、結果開花直前で霜にやられて萎れるのを、毎年繰り返しています。

「ほーら、ズボラだから今年も見れなかったね」と言わんばかりに萎れる金のなる木に謝り、春に復活してひと回り大きくなった金のなる木を、また萎れさせる冬。

いつか、金のなる木に満開の花を咲かせてやるぞー!

耐えられるヤツだけついてこい

私の好きなアーティストの曲に「騒げるヤツだけついてこい」というフレーズがあるのですが、私は「耐えれるヤツだけついてこい」と頭の中で再生しながらガーデニングをやっています。

私の多肉植物に対するスタンスは、多肉植物を育て始めた頃の、付き合ってすぐのカップルのようにチヤホヤと気を使う時を過ぎて、お互いに個人を尊重しつつ寄り添い合う熟年夫婦のようになりました。

もちろん、我が家に迎えたからには礼儀を尽くして育てることは当たり前ですが、多肉植物や庭の手入れだけしてればいいような状況ではないので、我が家のスタイルについてこれる品種だけが生き残っている状態です。

ホームセンターでアルバイトを始めた子供が、最近はガーデニングにも興味が出てきたようで、植物に関する質問されたので「耐えれるヤツだけついてこい」の話をしたら

『ヒョットシテコソダテノトキモソウダッタノ?』

という目で見てきたので

『スマナイ…』

と、視線を返しつつ目そらしました。

多肉植物の生命力を信じてみては?

北海道や東北などの雪深い地域と九州では、冬の環境が違うので参考にならないかと思いますが、九州の冬に近い温暖な気候の地域なら、多肉植物の生命力を信じてみるのも手!

ホームセンターや道の駅などで売られているプラグ苗などは、地元の農家さんが出荷している場合もあって、風土に適した品種も多く並んでいるので、意外に強いことも。

稀少種や高額な多肉植物など、枯らしたくない品種は全力で守るべきですが、普及種などの増やしやすい品種は、保険株をキープしたら残りは放置で様子を見てもいいかもしれません。

春を迎えて、冬を耐え抜きたくましくなった多肉植物達の生命力や復活力がまぶしくて、さらに愛おしくなること間違いなしです!

執筆・執筆協力

マルツキコ
マルツキコ
九州在住、多肉植物をこよなく愛するマルツキコです。
愛犬とともに自然豊かな環境で、多肉植物を育てています。
不器用でガサツな私でも育てられる多肉植物の魅力などを紹介していきますので、よろしくお願いいたします。
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